✿✿ デジタル川柳 更新しました ✿✿

紙からデジタルへ、賛成? 反対?

共通
-スポンサーリンク-

➽ このサイトはMacと、デザイン・画像素材などは主にCanvaを利用して作成しています。


森林の伐採による環境破壊が進み気候変動の一因となっていることが大きく取り上げられ、
増大するコピー用紙などの無駄をなくす資源保護の議論が高まりました。

同時に進むIT化などの追い風を受けて、紙からデジタルへの移行への取り組みが
国や自治体、企業でも進められてきました。

効果は出ているのでしょうか? そして私たちの意識は変化できたのでしょうか?

この方も頑張っていましたが・・・

3月20日付け朝日新聞「be between 読者とつくる」というページで
1616人の読者のアンケート回答による

「紙からデジタルへ、歓迎しますか? 」

という記事が掲載されていました。

これからさらに加速してゆくデジタル化に対して、どのように対処していけばよいのか
という観点から非常に参考になる内容でしたので、抜粋しながら
その内容をご紹介したいと思います。


———————————————————–


新規口座に対して、「紙の預金通帳」の発行に手数料をかける銀行、「紙の時刻表」の廃止を決めた航空会社など、ペーパーレス化に進む企業が目立つようになっています。

「朝日be between」モニター読者さんの中には、長年「紙」に親しんできた50歳代が多いせいか、「デジタル一色」の時代になって欲しくない、という声が少なからずあったようです。


3月20日付け朝日新聞「be between 読者とつくる」より抜粋
 


———————————————————–

*読者アンケート : 回答者 総数1616人

3月20日付け朝日新聞「be between 読者とつくる」( 複数回答可の項目があり総数は回答者数1616人と一致しない )

 

「歓迎する?」「歓迎しない?」の二択では無理があるようで、
「デジタルだけになるのは困る」という一方「置き去りにされるのでは?」
と不安がよぎる意見も。

様々な意見から・・・

 


・女性(50) 大分
対象によって、デジタル化を歓迎するものもあれば、紙で残って欲しいものもある。

・男性(59) 神奈川
ランニングの大まかなコース設定は紙の地図を使う。距離の正確な測定やコースの起伏の確認にはグーグルマップを活用する。

・女性(66) 滋賀
デジタル化には反対だが実はニュースはデジタルで読むことが多い。

・女性(67) 宮城
スマホもカードも持っていない。持つ予定もない。デジタル化が進めば買い物や諸手続きができなくなる不安がある。死ぬまで紙の文化が残って欲しい。切実な願いです。

・女性(60) 兵庫
デジタルに恐怖を覚えることも。慣れないことがいちばんの原因と思うが、紙で育ってきた私を急に変えるのは無理。

・女性(57) 埼玉
何回も読みたい本は紙の本で所有したい。

・男性(58) 神奈川
パソコンで日記を書き、写真を保存してきたが、パソコンが壊れ全滅。今はUSBなどでバックアップしているが、永久にそれを使える保証はない。

・男性(60) 山梨
2万冊以上の本を所有しているが、本をデジタル化したいと思わない。紙の本がいとおしい。

・男性(67) 兵庫
デジタル通帳についても、紙の通帳なら支払い内容などをそのまま余白にメモできるが、デジタルではそれができない。

・男性(61) 広島
いつまでも紙を残しているからデジタル化が進まない。推敲が容易で整理分類・保存も完璧。

・女性(17) 兵庫

生徒会の議事録や生徒会長選挙などはiPadを使う。全て紙でやったら回答や集計が大変。アンケートをデジタル処理すると投票終了と同時に結果がグラフにまとめられ、とても便利だと感じられた。

・男性(67) 東京
紙とデジタル、それぞれの特性に応じて使い分け、両立できる社会になれば嬉しい。





3月20日付け朝日新聞「be between 読者とつくる」

 

最後の男性の意見に編集記者氏は賛同する、とのコメントをされていました。

 

まとめ



50代から60代の方の回答がほとんどで、デジタル化やデジタル機器への不安が
ぬぐいきれない様子が伺えます。

普通に使いこなし、苦手意識がほとんどない20〜40代の若い人たちの意見は
また違ったものになってくるのかと思います。

長い歴史の中で蓄積されてきた「紙の文化」は一朝一夕には断ち切ることができない
ことは明白です。

特に、書籍、新聞、論文などデジタルでは感じることのできない
人間性や温かみや匂いまで感じられる私たちの感性を否定することはできないでしょう。

かたや、若い人たちの活字離れはまた別の問題を提起していることも事実ですが。


どのような問題でも、異論・反論を理解しあい歩み寄れる
成熟した社会になるといいですね。

コメント  -心ない書き込みはご遠慮ください-