身近になっている、生成AIについて、これから始めたいと思っている方に、わかりやすく、整理してご紹介します。
この記事作成後も、AIがどんどん進化すると同時に、名称も変更になっています。
Microsoft Bing → Copilot 、Google Bard → Google Gemini
最近講習会で、「ChatGPTを使ってみたいけど」と相談されることがとても増えています。
参加者のほとんどがシニアのデジタル初級者の方ですが、テレビや新聞で見ない日はないくらい報道されるので
興味を持たれるのも当然でしょう。
何かを調べたい時、考えながら言葉や文を入力することは、なかなか大変です。
たくさんの出てくる情報の中から自分に合ったものがどれなのか、とてもわかりにくいものです。
生成AI (対話型生成AIとも言われる) は、人と対話するように、訊ねたことに答えてくれます。
時間と労力が圧倒的に少なくなります。
たくさんあるAIの中から主要な、ChatGPT、Google Gemini、Microsoft Copilot について、特徴を比較しながら
説明をしていきます。
そもそも 生成AIって何?
生成AIは、自然な言葉(普段私たちが使っている言葉)で入力されたテキストや、画像などのデータをもとに、
新しいテキストや画像などを提示してくれる人工知能のことです。
インターネット上に蓄積された膨大なデータ(ビッグデータ)から、知りたい情報を探し出して文章で回答してくれます。
対話するように、入力した文章・質問に答えてくれます。
画像を生成してくれる機能をもつAIもあります。
今までの検索と生成AIは何が違う?
←「ビッグデータ」という言葉で検索した画面 (Google Chrome)
従来の検索は入力したキーワードや文章で、Web全体からページを探し出しリストアップしてくれます。
しかしページは何ページも多数リストアップされ、自分の探していものに近いページを確認しながら探さなければなりません。
一方生成AIは、入力した文章(指示文)によって、膨大なデータから入力者の意図を判断しながら、答えを提示してくれます。答えに対する反応も即座に学習していきます。
そのため、生成AIは検索エンジンと比べ、はるかに「手軽で、素早く、簡単に、欲しい情報」にたどり着くことができます。
近い将来、生成AI (対話型人工知能) が検索エンジンにとって代わる可能性もありそうです。
言葉の意味 : Chat = 対話 AI = 人工知能
生成AIの種類
1.テキストを生成するための「テキスト生成AI」
テキスト生成AIは、与えられたテーマや文章をもとに、新しいテキスト・文章を書き出してくれます。チャットボットや自動翻訳などにも利用されていますね。
言葉の意味 : チャットボット = 「チャット(対話)」と「ロボット」を組み合わせた言葉で、人工知能を活用した「自動対話プログラム」のこと。
主に、企業の顧客サポートや行政サービスなどの問い合わせサービスで使われています。24時間対応できることが特徴になっています。
2.画像を生成するための「画像生成AI」
画像生成AIは、与えられたテーマや画像をもとに、新しい画像を生成することができます。例えば、広告、アート作品やファッションアイテムのデザインなどに利用されています。
ブラウザー上で簡単に利用できるものとしては、
・Adobe Firefly
・Bing Image Creator
・Stable Diffusion
・OnlineCanvaDreamStudio
などがあります。システムは英語圏のAIを使用しているため、日本語のプロンプトでは正確な指示が出せないケースがあります。
画像専用の生成プログラムとしては「Midjourney(ミッドジャーニー)」「Stable Diffusion(ステイブルディフュージョン)」「DALL-E 3(ドールイースリー)」などが知られていますが、意図する画像を引き出すには、英語で細かな指示が必要なようです。またChatGTPの有料版が必須だったりもします。
1.An illustration of a human heart made of translucent glass, standing on a pedestal amidst a stormy sea.
2.Rays of sunlight pierce the clouds, illuminating the heart, revealing a tiny universe within.
3.The quote 'Find the universe within you' is etched in bold letters across the horizon.
「ChatGPT4.0」+「DALL-E 3」でこのような指示を出すと、下のようなイラストを生成してくれます。
ここまで完成度を高めるには、自分の望むイメージをかなり細かく、正確に指示する必要があります。
実用性としてはまだ一部の人たち・・・特にデザインを専門にする人向けでしょうか。
でも興味のある方は、調べて挑戦してみてください。
ChatGPTが公開されてわずか1年半という短期間に、生成AIを利用する新しいツールが雨後の筍のように登場しています。
今後誰もが簡単に活用できるようになる日も近いかもしれません。
3.利用できるデバイスは?
生成AIはパソコンだけでなく、スマホやタブレットでも利用できます。同一のIDでログインすれば複数のデバイスで利用できます。また専用のアプリが用意されているものもあります。
・ChatGPT公式アプリは2023年7月現在、iOS版しかありません。Androidスマホユーザーは、Webブラウザを使います。
・Google Geminiは、どのブラウザでも利用でき、Googleアカウントがあればどの端末からでもアクセスできます。アカウントに紐づけされるため、質問の履歴を後で見返すこともできます。
・Copilotには、AndroidとiOSに対応したアプリがあります。各アプリストアからインストールします。
▶︎ Android Google Play Store https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.copilot&hl=ja&gl=US
▶︎ iPhone Apple APP Store https://apps.apple.com/jp/app/microsoft-copilot/id6472538445
複雑な指示文はパソコンで入力する方が向いていますが、状況によって使い分けるのが良いでしょう。
スマホ用として、LINEの公式アプリもあります。友達登録をして、トークで利用できます。( 後述 )
生成AIの利用上の課題
生成AIは、近年急速に進歩しており、国、自治体、企業、団体から個人まで、さまざまな分野で活用されています。
これまでは、資料を探し、考えて、手作業で整理、データを作り、印刷し、会議で決定して、配布して・・・
と言った手間暇が掛かっていました。
個人で知りたいことがあると、検索してたくさんのページの中から知りたい内容を探さなければなりませんでした。
書籍、資料などを探す必要もありました。
これらの手順を省力化し、効率アップを図るのが主な利用目的となっています
作業と時間がとてもかかっていましたが、生成AIを使うと、対話式にすぐに答えを提示してくれます。
一方で、生成AIには、まだ多くの課題もあります。
例えば、生成されたテキストや画像が
・誤った内容である場合
・差別的・攻撃的な内容である場合
・著作権が曖昧な場合
などです。
AIの出した結果を、吟味する人間の判断力が問われます。
そうは言っても、生成AIがこれからどのように発展していくのか、注目しなければならないことは言うまでもありません。
※参考 (お役所情報どちらも凄く古い! www… )
・行政における活用について ( NTT DATA PDF 2018年 )
・地方自治体の活用事例 ( 総務省 PDF 2019年)
生成AIの始め方
手軽なChatGPT、Google Gemini、Copilotの3つを初心者にとって使いやすいか? いう視点で比較します。
ChatGPT、Google Bard、Bingなどのテキスト生成AIは、いずれも普段使いの言葉で入力されたテキストをもとに、会話やストーリーなどのテキストを生成することができます。しかし、それぞれのAIには、特徴や強みが異なります。
1.ChatGPT
・ChatGPTは、OpenAIが開発したテキスト生成AIです。2022年11月に公開されました。
・ChatGPTは、自然言語で入力されたテキストをもとに、会話やストーリーなどのテキストを生成することができます。
・ChatGPTは、会話やストーリーなどのテキストを生成するのが得意です。
・ChatGPTの最新無料版は、2021年9月に公開されたGPT-3.5です。
・ChatGPT3.5は自然なテキストを生成することができますが、2021年以前のデータは反映することができません。
→2024年2月「現在では2023年4月までの情報にアクセスできる」ようです。
・ChatGPT4.0は最新データを参照でき、機能も進化していますが、月20ドル(約2700円〜2900円・為替変動による) の費用がかかります。
初心者の方は、無料版でしばらく使ってみることをお勧めします。
- 1.ChatGPTと検索して公式サイトにアクセスしてください。
(サイトは簡単な英文表記です Enter→入力する、Continue→続ける、Verify→確認するなど)
https://chat.openai.com/ - 2.ページ画面右上の「Sing up」または左の「Try ChatGPT」をクリックしましょう。
- 3.メールアドレスとパスワードを入力して、登録します。パスワードは、任意の英数字8桁の入力を求められます。スムーズにログインするためにも、登録したメールアドレスパスワードを控えておいてください。
- 4.メールが届いたら「Verify email address」をクリック。
(「Verify email address」はメールアドレスが実在するかを検査している、確認ステップです。) - 5.情報入力画面で、自分の名前(First Name:名前、Last Name:苗字) と生年月日(19810507のように)を入力しましょう。
- 6.電話番号を入力してください。(見えている「+81」は日本の国コード)
- 7.届いたコード(XXX XXX) を入力してログインしましょう。
- 8.3つの選択肢の中から「ChatGPT」をクリックしてください。
- 9.会員登録が完了するとすぐにチャットを始められます。
- 10.「NEW CHAT」から、下部の入力欄に質問文を入れます。回答が出たら、追加でさらに聞くことができます。
2.Googlie Gemini
・Google Geminiは、Google AIが開発したテキスト生成AIです。
・Google Geminiは、2022年に公開され、新しいビッグデータをもとに、より自然なテキストを生成することができます。
・Google Geminiは、普段使いの言葉で入力されたテキストをもとに、会話やストーリーなどのより多様なテキストを生成することができます。
・Google Bard は無料で、誰でも使用できます。
・ブラウザ上で利用できるので、Google Gemini専用のアプリをダウンロードする必要はありません。
・ブラウザーがGoogle Chromeの場合、右上にフラスコマーク「Search Labs」が出ていれば、クリックすることでも始められます。
Google Geminiの使い方は次のとおりです。
- Google アカウントにログインする。アカウントがない場合は、新規作成し、ログインしておく。
- Google Gemini にアクセスする。
- 「Gemini を試す」をクリックする。
- 利用規約を確認し、「同意する」をクリックする。
- 入力ボックスに質問や指示を入力する。
- 送信する。
※ブラウザーがGoogle Chromeの場合、右上にフラスコマーク「Search Labs」が出ていれば、クリックすることで始められます。
2024年2月、BardはGeminiに名前が変わり、より先進的に使いやすくなっています。
参考: Google Gemini 公式ページ → https://gemini.google.com/?hl=ja
3.Copilot
・Copilotは、Microsoftが提供している生成AIです。
・Copilotには、テキスト生成機能が搭載されており、普段使いの言葉で入力されたテキストをもとに、会話やストーリーなどのテキストを生成することができます。
・最新のビッグデータをもとに、自然なテキストを生成することができます。
・2023年2月に最新版がリリースされましたので、ChatGPT無料版よりも、返ってくる回答の質は正確で信頼性が高いです。
・Windows10以降のパソコンのEdgeブラウザに、標準設定されています。
・さらに、
> 検索結果に表示される関連情報が充実している
> 画像や動画検索がしやすい
> 不慣れな人でも直感的な操作ができる
> 動画検索においては「サムネイルが大きく表示される」「カーソルを合わせるとプレビューが再生される」
などの特徴があります。
・Copilotでは、チャットでやり取りできる文字数や回数に上限が設けられています。
(1トピックあたり30回まで・・・普通に使うには十分!)
1,事前準備
・CopilotAIを利用するためには、前提としてMicrosoft EdgeとMicrosoftアカウントが必要です。
普段Windowsパソコンを使っていれば、Edgeを開くだけでOKです。
・Windowsに標準でインストールされているWebブラウザー「Microdoft Edge」から専用のWebサイトにアクセスするか、サイドパネルからも利用できます。(下図参照)
・機能の使い勝手は、Windows10と11、ブラウザーのバージョンによって異なる場合があります。
BingをCopilotに読み替えてください
2024年1月現在、BingはCopilotに名前が変わり、機能が向上し、より使いやすくなっています。
参考: Microsot Copilot 公式ページ → https://copilot.microsoft.com/?culture=ja-jp&country=jp
主要な3つの生成AIの比較表
1.機能比較
(注)今年に入ってそれぞれバージョンアップが頻繁にされたため、内容が変わっていることがあります。
2.生成AIの最新比較
2024年2月現在の情報です
2024年に入ってGoogle、Microsoft、OpenAI各社が続々と新しい機能を持たせたAIを発表公開していて、
機能や利便性の向上がさらに図られています。
もう一度各社の機能比較表を詳しく掲載しておきます。
興味のある方はご覧になって参考にしていただければとおもいます
Google GeminiとMicrosoft Copilot、Chat GPTの比較表
1.主な機能
機能 | Gemini | Microsoft Copilot | ChatGPT |
文章生成 | ◯ | ◯ | ◯ |
翻訳 | ◯ | ◯ | ◯ |
要約 | ◯ | ◯ | ◯ |
質問応答 | ◯ | ◯ | ◯ |
コード生成 | ◯ | ◯ | ◯ |
画像生成 | ◯ | × | × |
表計算 | ◯ | ◯ | × |
プレゼンテーション | ◯ | ◯ | × |
タスク管理 | ◯ | ◯ | × |
メール作成 | ◯ | ◯ | × |
スケジュール管理 | ◯ | ◯ | × |
会議設定 | ◯ | ◯ | × |
2.その他の機能
機能 | Gemini | Microsoft Copilot | ChatGPT |
音声入力 | ◯ | ◯ | ◯ |
手書き入力 | ◯ | × | × |
マルチモーダル対応 | ◯ | × | × |
引用元の提示 | ◯ | × | × |
著作権チェック | ◯ | × | × |
コミュニティ機能 | ◯ | × | × |
学習履歴の管理 | ◯ | × | × |
3.料金
プラン | Gemini | Microsoft Copilot | ChatGPT |
無料プラン | 500トークン/月 | 100トークン/月 | 無制限 |
有料プラン | 1,000円/月~ | 3,000円/月~ | 2,000円/月~ |
4.使用感
項目 | Gemini | Microsoft Copilot | ChatGPT |
操作性 | シンプルで使いやすい | やや複雑 | やや複雑 |
速度 | 速い | やや遅い | やや遅い |
精度 | 高い | やや低い | 高い |
カスタマイズ性 | 高い | やや低い | やや低い |
5.こんな人向け
項目 | Gemini | Microsoft Copilot | ChatGPT |
文章生成や翻訳をよく使う人 | ◯ | ◯ | ◯ |
コード生成や表計算をよく使う人 | ◯ | ◯ | × |
タスク管理やスケジュール管理をよく使う人 | ◯ | ◯ | × |
マイクロソフト製品をよく使う人 | × | ◯ | × |
会話形式でAIと交流したい人 | × | × | ◯ |
6.まとめ
Gemini、Microsoft Copilot、ChatGPTは、それぞれ異なる強みを持つAIアシスタントです。
Geminiは、操作性と精度が優れており、幅広い用途に活用できます。
Microsoft Co Pilotは、マイクロソフト製品と連携して、作業効率をアップすることができます。
ChatGPTは、会話形式でAIと交流したい人におすすめです。
▶︎ 参考情報
- Gemini 公式サイト: https://gemini.ai/
- Microsoft Copilot 公式サイト: https://copilot.microsoft.com/
- ChatGPT 公式サイト: https://chat.openai.com/
▶︎ 補足
- ChatGPTは、OpenAIが開発したAIアシスタントです。
- ChatGPTは、無料プランでは利用できるトークン数に制限がありますが、有料プランでは無制限に利用できます。
- ChatGPTは、日本語を含む多くの言語に対応しています。
▶︎ 使用レポートは順次報告していく予定です。
個人での生成AIの活用方法
具体的な活用内容
- 日常的な文章作成: メール、レポート、プレゼンテーション資料の作成
- 創造的な活動: 小説、詩、歌詞、スクリプトの作成
- 問題解決: 家計管理、旅行計画、DIYなどのアイデア出し
- 学習支援: 論文リサーチ、レポート作成、プレゼンテーション準備
- 趣味・娯楽: 料理レシピ作成、イラスト・画像生成、音楽作曲
活用の方法
- 生成AIツールを使ってプロンプトを入力し、文章や画像などを生成する
- 生成された内容を参考にして、自分で加筆・修正を行う
- 生成された内容を直接活用したり、アイデアの発想に活用する
活用の事例
- メールの返信文を生成AI で作成し、自分の言葉に修正して送信
- 料理レシピを生成AI で作成し、自分の好みに合わせて調整
- 旅行計画を生成AI で立案し、自分の予算や希望に合わせて変更
指示文 ( プロンプト ) の例
- 「友人への誕生日メールを書いてください」
- 「簡単で美味しい夏野菜カレーのレシピを作成してください」
- 「3泊4日の沖縄旅行プランを立ててください」
生成AIは個人の生活の様々な場面で活用できる便利なツールです。ただし、生成された内容は参考として、自分の言葉で書き換えたり、修正することが大切です。活用しつつ、自分らしさを出すことが大切ですね。
おまけ2つ
意図に合った答えを出してもらうためには、適切な指示文を入力します。指示文のことをIT用語では「プロンプト」と言います。
言葉の意味 : プロンプト(prompt)には、次のような意味があります。
・システムの操作時に入力や処理などを促す文字列
・AIとの対話やコマンドラインインタフェース(CLI)などの対話形式のシステムにおいて、ユーザが入力する指示や質問
・コンピューターがコマンド(命令)入力待ちの状態を表す記号やメッセージ
指示文の作成
作成には、いくつかのコツがあります。その前提として、基本的には3つの要素で構成します。
1.「質問や指示」:AIモデルに何を求めるかを示す、最も重要な要素
2.「コンテキスト」:AIモデルが適切な回答や行動を行うために必要な背景情報(前後関係、事情、背景、状況、場面、脈絡、意図、雰囲気など)
3.「制約条件」:AIモデルの出力に対する制約。望ましい形式や範囲に結果を収める役割(文字数、表や箇条書きなど)
例えば、「英会話を短期間で習得したい、あまり費用をかけず、時間に縛られず習得する方法を説明してください」というプロンプトでは、
「質問や指示」 : 語学の習得方法について説明してください
「コンテキスト」 : 英会話を短期間で習得するにはどうすればいいですか?
「制約条件」 : 1.あまり費用をかけない 2.時間に縛られず習得する方法 3.学習する地域は東京です
といった形です。
プロンプトの作成に成功するためには、この3つの要素を意識して明確にすることが基本ですが、さらに具体的には以下のようなポイントがあります。
① 質問や指示を明確かつ簡潔にする
曖昧なプロンプトでは、AIは期待通りの答えを返すことが難しいので、余計な表現を避け、不要な情報を含まないようにしましょう。
② 適切なコンテキストを伝える
「〜のような」と言った例を付け加えるのも効果があります。
「〜にもわかるように」のように対象を明示するのも良いでしょう。
「箇条書きで…」と指定すると、整理された文章になります。
③ 正しい自然な言葉を使用する
私たちが普段使うのと同じ言葉や文法を正しく使いましょう。
×俗語 ×略語 ×特殊な言葉
④ 制約条件を活用する(バイアスを最小限に抑える)
回答を望ましい形に近づけるために、制約条件を設定することは有効です。AIモデルは、その学習データに含まれるバイアスを継承する可能性があります。
言葉の意味: バイアス(bias)とは、英語の単語で「先入観」「偏見」「傾向」などを意味します。日本語では「偏り」「斜め」といった意味もあります
⑤ 例文を与える
AIに生成させたい文章の例を提示することで、AIは、こちらが求めているものをより理解できるようになります。
⑥ 複数回の試行を行う
思っていたような回答でない場合は、何度か試行錯誤を繰り返してみましょう。
以上が効果的な指示文(プロンプト)を作成するための主なポイントです
スマホのLINEにはオフィシャルアプリとして、AIチャットくんがあります。LINEの友達として質問などをすることができます。
質問メッセージの送信は1日5回まで無料で利用可能です。月額980円の有料プランに加入すると、メッセージの送信が無制限となります。
友達登録は、スマホのLINEのQRコードリーダーで下のQRコードを読み込んで、友達登録してください。
まとめ
以上初心者の方にもわかりやすいように、まとめてみました。
すべてを網羅できてはいませんが、興味が湧いてきたと言う方は、どんどん情報を集めてみてはいかがでしょうか。
1.生成AIは、時間や手間 ( = お金 ) を省くことができます。また、生成AIは、より自然なテキストや画像を生成することができます。そのため、今後、生成AIの需要はますます高まっていくと予想されます。
2.しかし、生成AIには、まだ課題もあります。例えば、
・生成されたテキストや画像が、意図したものと違い、誤った内容である場合
・差別的な内容、攻撃的な内容である場合
・著作権を侵害している可能性がある場合
・紛争などの戦略・武器などに使用される可能性
などです。
3.思うような回答が得られないと、「使えない!」と、すぐに投げ出してしまう人も多いようです。
4.子供や学生が安易にAIを頼って、自身で考える習慣がなくなってしまい、思考力の低下を招くことも考えられます。
画期的な発明や発展には今までも多くの場合、負の部分がありました。
古いものを捨てきれず軋轢が生じることもあります。
この革命的生成AIという技術が、これからどのように発展していくのか、注目していきましょう。
最後までお読 みいただき、ありがとうございました。
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