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スマホをいつでもどこでも安心して使うために、パソコン同様、スマホもバックアップをとっておきませんか。
「突然の故障」や「紛失」、「新機種への買い替え」、「ミス操作でデータが消えてしまう」などに備えておきましょう。
どんな面倒くさがり屋のあなたでも、一度簡単な設定をすれば、つぎは自動化またはボタン一つでできてしまいます。本当に簡単であっという間にできます。
そしていつか、「バックアップを取っておいて良かった !」と思う日が来ます。
iPhoneとAndroidに分けて、スマホのバックアップの手順を説明をしていきます。
iPhoneバックアップの手順
iPhoneのバックアップには、
1.MacにiPhoneの本体をそっくりバックアップする
2.Windows PCに本体をそっくりバックアップする
3.iCloudを利用して主なデータやファイルをバックアップする
4.SD カードアダプターを利用して写真などをバックアップする
の4つの方法があります。
Macにバックアップする場合
Macにバックアップするメリットは、アプリ、写真、書類、PW (キーチェーン)、などのデータだけでなく、iPhoneの現状をそのまま保存でき、いざという時に復元が容易になります。
– Catalina、Mojave、MonterayのMacは「Finder」の機能を使用します –
- 手順1Finderウィンドウを開きます。
- 手順2USBケーブルでiPhoneをMacにつなぎます
- 手順3iPhoneのパスコードの入力画面や、「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示された場合は、案内にそって操作します。
- 手順4Finderウィンドウ内に表示されているのiPhoneマークをクリックして選択します。
( 最下部のドックの一番左のFinderアイコンをクリックします )
- 手順5iPhoneや Apple Watch 上のヘルスケアとアクティビティのデータを保存しておく場合は、バックアップの暗号化が必要です。「ローカルのバックアップを暗号化」チェックボックスを選択し、覚えておけるパスワードを作成します。
- 手順6「今すぐバックアップを作成」をクリックします。
– Mojave 以前を搭載した Mac は iTunes を使用します –
- 手順1iTunesを開きます
- 手順2USB ケーブルでiPhoneをMacに接続します
デバイスのパスコードの入力画面や、「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示された場合は、案内にそって操作します
- 手順3iTunes に表示されたiPhoneのマークを選択します
- 手順4デバイスや Apple Watch 上のヘルスケアとアクティビティのデータを保存しておく場合は、バックアップの暗号化が必要です
「[デバイス] のバックアップを暗号化」チェックボックスを選択して、パスワードを作成してください
- 手順5「今すぐバックアップを作成」をクリックします。
Windows にバックアップする場合
iPhoneをWindowsパソコンにバックアップする場合は、Windows版「iTunes」を使用します。手順はMacの場合とほとんど同じです。
Windows版「iTunes」がない場合は、事前にインストールをしておいてください。
➜ Apple 「iTunes for Windows」 ダウンロードサイト
- 手順1iTunesを開きます
- 手順2USB ケーブルでiPhoneをPCに接続します
iPhoneのパスコードの入力画面や、「このコンピュータを信頼しますか?」というメッセージが表示された場合は、案内にそって操作します
- 手順3iTunes に表示されたiPhoneのマークを選択します
- 手順4「概要」をクリックします。
- 手順5「今すぐバックアップを作成」をクリックします。
バックアップを暗号化するには、「<デバイス>のバックアップを暗号化」を選択してから、パスワードを入力して「パスワードを設定」をクリックします。
自動的にバックアップされる情報には、テキストメッセージ、メモ、発着信の履歴、連絡先のよく使う項目、サウンド設定、ウィジェット設定などが含まれます。また、「カメラロール」や「保存した写真」内の写真もバックアップされます。その他のメディアファイル(曲、ビデオ、一部の写真など)はバックアップされませんが、iTunesと同期することにより復元できます。
iCloud にバックアップする場合
iCloudでバックアップが取れる主なデータは、アプリ、メモ、キーチェーン、写真データ、音楽データです。音楽データ以外は、「設定 > Apple ID > iCloud」の順に選択することで、各データのバックアップを取るかどうか設定できます。
5GBまでは無料ですが、それを超えるバックアップをしたいときは有料のプラン ( iCloud+) を契約することになります。 ( 50 GB:¥130 200 GB:¥400 2 TB:¥1300 )
- ラベルiPhoneを Wi-Fi に接続します
- ラベル①「設定」> ②「[ユーザ名]」の順に選択し、「iCloud」をタップします
- ラベル「今すぐバックアップを作成」をタップします
- ラベルiCloud バックアップで自動的にバックアップする設定をする
- 1.「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「iCloud バックアップ」
2.「iCloud バックアップ」がオンになっているか確認します。 - 3.デバイスを電源に接続します。
- 4.デバイスを Wi-Fi に接続します。
- 5.デバイスの画面がロックされていることを確認します。
*ストレージの容量が足りないという警告が表示された場合は、画面の案内に従ってストレージプランをアップグレードします
- 1.「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「iCloud バックアップ」
iPhone用SDカードアダプターを利用する
iPhoneにはメモリーカードを挿入することができませんが、別売のアダプターを接続して、写真などをコピーすることができます。残念ながら大部分のアプリの作成ファィルなどはコピーができませんが、たくさんの写真をバックアップしたい時には便利ですね。
LightningタイプとCタイプのSDカードアダプターと、スティック形式ものが市販されています。
iOS13から、「ファイル」Appを経由して、相互読み書きが可能になっています。「ファイル」の中、一番下にSDカード名が表示されアクセスが可能です。
Androidのバックアップの手順
Androidのバックアップは、
1.Google アカウントサービスを利用して、主なデータをバックアップ
2.SDカードを利用して、主なデータをバックアップ
3.その他
の3通りを説明します。
Google アカウントサービスでバックアップ
Androidを使っている人は、ほとんどGoogleアカウントを持っていると思います。ログイン時、設定したGmailとパスワードが必要になります。バックアップできるものは、
- 連絡先
- 写真・動画(Googleフォトへバックアップ)
- Google カレンダーの予定と設定
- SMS テキスト メッセージ(MMS は除く)
- Wi-Fi ネットワークとパスワード
- 壁紙
- Gmail の設定
- アプリ
- ディスプレイ設定(明るさ、スリープ)
- 言語と入力の設定
- 日付と時刻
- Google 以外のアプリの設定とデータ(アプリによって異なります)
などです。他の、音楽ファイルなどはバックアップの対象ではありません。
- 手順1Android スマホの「設定」アプリをタップ
- 手順2「 Google アカウント」をタップ
- 手順3「システム」→「バックアップ」をタップ
- 手順4「今すぐバックアップ」をタップ
Androidの標準機能で、たったこの4ステップで完了 ! あとは定期的に自動バックアップをしてくれますから、なかなか便利ですね。
しかも、初期化した、機種変したなどのときは反対に、
- Android の「設定」アプリをタップ
- 「 Google アカウント」をタップ
- Gmailとパスワードを入力しログインする
で復元もできます。
不安要素は、無料で利用できる容量が15GBであること。他のクラウドストレージの無料サービスと比べても、十分に大きな容量ですが、この容量は、「Google ドライブ」、「Gmail」、「Google フォト」すべて含めた容量となっています。
SDカード・WindowsPCでバックアップ
Androidは多くの機種がSDカード(マイクロSDカード)スロットを備えているので、気軽にバックアップをすることができます。管理手順は「Files by Google」などのファイル管理アプリでSDカードにアクセスします。
またWindows PCとUSBケーブルで接続すると、Androidスマをを外付けストレージとして認識するので、Explorerで確認しながらコピーができます。
バックアップできるのは、
- 写真と動画
- 音楽
- Word、Excel、PowerPoint
- その他、さまざまなファイル
などです。最近は大容量のSDカード(マイクロSDカード) もあるので使いやすくなっています。
ただ小さなカードは耐久性、紛失、保存管理などに注意しなければならないので、バックアップを取ったあと、バソコンや外付けHDDに移しておくと良いでしょう。
*MacでAndroidをバックアップする場合は、USBケーブルで接続し、Googleの無料ソフト「Android File Transfar」を使います。➜ ダウンロードサイト ( Softonic )
その他の方法でバックアップ
1.google以外のクラウドサービスを利用する
DropboxやAmazon Drive、One Drive など他のサービスを利用する手は残っています。それぞれのサービスが特徴を持っていることと、無料で利用できる容量もいろいろです。
写真や動画はAサービス、その他のファイルはBサービスなどのように決めて分散するのもありかもしれません。
2. au「データお預かり」などでバックアップを取る
キャリアのオプションサービスを利用して、スマホのアプリからバックアップをします。各キャリアに費用、バックアップできる内容など確認しましょう。
3.バックアップ専用ソフトを利用する
AndroidはiPhoneのようにスマホ全体をバックアップ・復元する機能が備わっていません。どうしてもスマホまるごとバックアップしたいときは、特化した専用ソフトがいくつか出回っています。
ただしサイトが英語だったり、設定がややこしかったり、コマンドを使用しなければならなかったりするのであまりおすすめしません。ここでは説明も割愛させていただきます。
まとめ
ここまでいろいろなバックアップの手順を説明してきました。
日頃、スマホに入っているいる写真や音楽、大切なデータは、バックアップを取っておく必要があります。
万が一スマホを紛失したり、故障したりした際、バックアップデータがないと、これまでの思い出の写真や貴重な情報データの数々が消滅してしまう可能性があるのです。
専門の業者さんに頼んで回復させることは不可能ではありませんが、一部しか戻らなかったり、何より数万円もの費用がかかってしまいます。
また、点検に出すとき、機種変更時に新しいスマホにデータを移行するときにも必ずバックアップは必要になります。
バックアップは一度取ればよいということではありません。使っていればスマホには新しいデータが増えていきますから。
バックアップを取った写真などのデータ・ファイルは削除してストレージの空きを増やすことができます。
最低でも月一の習慣になると良いですね。
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