「電気」「ガス」「水道」が生活に欠かせない3大インフラと言われています。今では「ガソリンも入るかもしれません。
さらに「スマホ」も生活に欠かせない必需品になっています。いやいやスマホがないと生命の危険に陥る事態にもなりかねないのです。
— スポンサーリンク —
EcoFlow(エコフロー)公式サイト | ポータブル電源
地震、暴風雨、洪水、豪雪など大きな災害時に、全てのインフラが使えなくなり、復旧に1週間以上かかることも珍しくありません。
特に電気が止まってしまうと、家庭では、照明、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、固定電話、モデムやルーターなど生活に欠かせない機器が長期間使えず生活に多大な影響が出てしまいます。例えば医療機器が使えなければ、死活問題になる場合さえあります。
また、発電施設の事故や、電力供給が逼迫してくる夏場などに計画停電が実施されることもあります。
私たちにとって一番切実なのが、スマホの充電ができないことでしょう。連絡や情報収集の方法がスマホである私たちが、スマホを使えなくなってしまうと混乱してしまうことになります。
いつか起きる災害への備えの一つとして、
スマホの電源をどう確保するのかをを考えておきましょう。
災害時スマホの充電ができる場所はここ
災害時にスマホを充電できる場所・サービスがあります。
1.行政のスマホ充電サービス
対応は自治体によって異なりますが、災害発生時、自治体の庁舎内にスマホ充電器が設置されたり、スマホ充電コーナーを設けたりするのが一般的になっています。ただし、サービス開始とともに人々が殺到するので、早めに情報収集してサービス開始時期や時間・場所を確認することが大切です。
2.DOCOMO、au、Softbankなどのキャリアショップ
キャリアショップの中には、「街角充電屋さん」というセルフ式の携帯電話充電器が設置されている店舗があります。各機種の充電に対応していて、自由に充電することができます。ただし契約キャリア限定と断られることがありますが、災害発生時には契約の有無に関わらず充電してくれる店舗が多くなっています。
3.コンビニ
コンビニの中には、スマホ充電器を設置していたり、カフェコーナーに充電用のコンセントなどを設けている店舗があります。 いずれも無料でスマホを充電することができます。
さらにローソンの一部店舗では、店舗に設置しているバッテリースタンドからモバイルバッテリーをレンタルでき、「どこの店でも返せる」サービスを行なっています。
4.ネットカフェ
スマホ充電器を設置している店舗があり、カフェ内のパソコンにUSBケーブルをつないだり、個室内のコンセントにつないだりして充電することができます。店舗内でUSBケーブルやmicroUSBケーブルを貸し出していない店舗も多いので、あらかじめ持参することが求められます。
5.家電量販店
開店していればスマホを充電することができます。ただし、他の充電スポットと違って有料になっていることがあります。
6.カラオケボックス
店舗によりますが、カラオケボックスで充電できることを知らない人が多いので、他の充電スポットよりスムースに充電しやすいかもしれません。
その他、災害時緊急支援として、充電用電源車や公的施設に充電用機器が設置されることがあります。
以上が大きな災害時に、スマホの充電ができる ( 可能性のある ) 場所です。
どの施設でもその場所自体が停電していたり、被害を受けて対応に追われていたり、営業を中止していることが想定されます。多くの人が押し寄せて混乱する恐れがあるので、常識と節度のある行動が求められます。
自分でバッテリーを用意しておくと安心
実際大きな災害が起きてしまうと、電気、ガス、水道などのインフラがストップして通常の生活を送ることが困難になります。国、自治体は全力で復旧しようと努力はしてもかなりの期間不自由な状況が続きます。
「突然のことで驚いた」と被災した多くの方が言われます。なんと言っても日頃からいざという時の準備はしておかなければなりません。災害は、「忘れた頃にやってくる 」ものですから。
ここからは、電気を最小限確保するための説明になります。多少の出費になりますが、災害直後の不自由を軽減するための投資として検討してはいかがでしょう。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、外出先での充電切れに備えるためにバッグなどに入れ持ち歩く充電池です。家庭でコンセントから充電しておき、USBケーブルでつないだスマホやタブレットに充電します。
最近では10000mAを超える大容量のものが以前より安価で手に入るようになっています。スマホでは約2回程度、タブレットは約1回程度の充電が可能、25W・PDの表記がある場合は、25Wまでのノートパソコンも使えるということになります。
注意点は、
► 充電容量がどれくらいあるのかは把握しておく ( スマホ○回充電可など )
► スマホと充電器の充電ポート、ケーブルの端子を確認しておくこと ( 通常充電器器は付属していない )
► スマホ、タブレットが対応機種であるとを確認 ( 機種やOSのバージョンによってつかえないことが )
► 熱をもつ場合があるので服のポケットに入れて使用しない
►バッグの中で、鍵などの金属品で端子部分がショートしないように持ち運ぶ
► 雨・水濡れしないようにする
などです。
持ち運び、取り扱いが楽なので普段用として便利なのですが、充電が約2回 ( 2台 )では、災害時には少し心もとないかもしれませんが、「緊急連絡のためとにかく充電したい」用として役に立つと思います。家族構成によっては、一人一台の用意が必要になるでしょう。
ポータブル電源
最新のEV車は災害時に家庭で使用する電気を数日間まかなえるそうです。スゴイ!
EV車がない人は ( 私もです! ) 、このポータブル電源が最良の選択肢だと思います。
特徴としては
► 軽量で子供や女性にも扱いやすい
► 最大電力が大きく、スマホ、タブレット、ノートパソコン以外にもいろいろな家庭用電気製品が使用できる ( キャンプ、車中泊、旅行、夜釣り、その他緊急時などの電源、スマホ、タブレット、カメラ、望遠鏡、ドローン、扇風機、テレビ、ライト、ノートパソコン、電気毛布 等 )
► オプションの太陽光パネルを接続でき、自然光充電ができる
などです。
私が今年買ってみたのは下の機種で、中程度の性能、クーポン割引を使って25,000円くらいでした。安心料としては納得の値段でした。各社からさまざまな製品が販売されていますので比較検討してみてください。
ポータブル電源の中には本格的な20万円くらいのものもありますが、中心は50,000円前後でしょうか。予算の他、機能、用途や家族の人数で検討すると良いでしょう。
スマホが30回近く充電できるのにはびっくり。思ったよりずっしりとした堅牢な作りで、スマホやタブレットを時々充電しても残量があまり減らない印象。使わないで2週間放置しておいても自然放電はわずかでした。家電製品は使っていませんが、近々2泊のキャンブに行くので手荒く使ってみます。
おまけ1 : 災害時に役立つスマホ技
緊急公衆無線LAN 「00000JAPAN」を使う
停電になるとモデムやルーターが使えず、使えても災害時はネットも安否確認のために大混雑して、つながりにくくなります。
急いで連絡を取りたい時は、災害時に無料開放される「00000JAPAN(ファイブゼロ・ジャパン)」を利用しましょう。
「00000JAPAN(ファイブゼロ・ジャパン)」は、災害時にドコモ、au、ソフトバンクの携帯キャリアが垣根をこえて無料開放する、公衆無線LANサービスです。
使い方は、スマートフォンのWi-Fi画面のネットワーク一覧から、00000JAPANを選んで接続するだけ。
パスワードやメールアドレス登録などの認証なしで、すぐにつなぐことができます。利用時間や回数の制限もありません。
災害用統一SSID 00000JAPAN (ファイブゼロジャパン) で発動状況、使用の可否、場所などを確認できます。
いち早く情報を確保するために
スマホの「緊急速報」の受信設定
大きな災害の時、気象庁から発表されるのが「緊急速報」、DOCOMOは「エリアメール」、auやSoftbankは「緊急速報メール」が自動配信されます。必ず受信できるように設定を「ON」にしておきましょう。
- 1「アプリ一覧」
- 2「緊急速報メール」を選択
緊急速報メール」は「安心・安全」フォルダに格納されている場合があります。
- 3右上の 「メニュー」を選択
- 4「設定」を選択
- 5通知設定が表示されるので、現在の設定の確認
- 6「受信をON」にしたあと、(ON)または (有効)、
(OFF)または (無効)で各項目を切り替えます。
- 1「設定」→「通知」をタップします。
- 2画面の下までスクロールします。
- 3一番下の「緊急速報」をタップし、オンまたはオフを切り替えます。
いずれも、機種、OSのバージョンによって、表示が異なることがあります。
情報確保に役立つアプリ 4つ
NHKニュース・防災 アプリ
災害時はデマやフェイクニュースに惑わされないことが大事ですね。公式のニュース・防災情報を確認しましょう。
Yahoo防災速報
居住地など3ヶ所の地域を指定して緊急情報を受信できます。
LINE
東日本大震災をきっかけに誕生しました。「緊急連絡網のグループ」を作っておくと、安否確認のほか、帰宅困難時や避難所にいる自分の現在位置を簡単に共有することができます。
- 1ホーム画面の「グループ」→「グループを作成」をタップ
- 2表示される友達一覧から追加したい相手(複数可)を選択→「次へ」
- 3「グループプロフィール」画面になるので、招待者の名前が薄く見えているところを、グループ名、「家族緊急連絡網」などと入力・変更することができます。(変更しないで名前表示のままでも大丈夫)→「作成」をタップ
- 4グループが作成され、相手には自動的に「招待通知」が送信される
- 5相手が「参加」をタップして完了
- 6後から参加者を追加するには、トーク画面右上の「≡」をタップして「 」から追加します。メンバーリストからも「+」で追加することができます。
*念のため互いにテストをしてみてください
- 1「位置情報を送るよ!」などのトーク入力をして、トーク画面の左下、「+」をタップ
- 2メニューマークの中の「位置情報」をタップすると地図が表示される
- 3現在自分のいる位置に赤いピンが立つている
- 4間違いなければ地図右上の「送信」をタップして完了
*念のため互いにテストをしてみてください
「電源WiFiマップ」アプリ
スマホやノートPCの充電ができるスポットを探せる「電源WiFiマップ」という地図アプリです。
電源コンセントが使える喫茶店、ファストフード店などの充電可能場所を収録したアプリです。
ただし平時を想定しているアプリですから、非常時には店舗などが開いていない場合もありますので、万全とはいかないかもしれません。
チューンインラジオ
全国のコミュニティFM放送が聴ける無料ラジオアプリ。ローカルの避難所、支援物資の状況がわかります。
おまけ2 : その他の準備して置きたいモノ・事
家族構成によって違うでしょうが、
- 居住地区のハザードマップの確認、
- 避難場所の確認、集合場所の確認、避難ルートの確認、避難方法の確認
- 持ち出すもののリストアップ
- 食品、ライト、電池、ガスボンベ、薬など必要資材のリストアップと準備・備蓄
- 出先からの帰宅ルートの確認
- ペットの避難について
など、まだまだあるかもしれません。家族全員で相談しておきましょう。
まとめ
生活に欠かせない電気について、災害時に最小限の電源、特にスマホの充電をどうするか?について説明してきました。
自治体や公企業体が全力で復旧に取り組んでも、数日から10日前後使えないケースもあります。そんな時、個人としてどんな準備をしていたかで生活や情報面で差が出てしまいます。
他に頼るだけでなく、苦しい状況をもう一度イメージして「サバイバル作戦」を実践しましょう。
そして、SNSなどで飛び交うデマ情報に惑わされず、信頼できる公的機関の情報を確認しましょう。
最後までお読 みいただき、ありがとうございました。
お気づきの点などありましたら下の「コメント欄」または「お問合せ」からお願いいたします。
コメント -心ない書き込みはご遠慮ください-