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パソコンのトラブルを自己診断|症状と原因

パソコン
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パソコンが故障したかも、という時の対処の仕方を説明します。

パソコンは、ある日突然起動しなくなったり、いつもと違う動きをすることがあります。故障なのか、一時的な不具合なのか、それとももう買い換えないとダメなのか、とても迷います。

そんな時のヒントになるように、パソコンの主な故障の症状と原因、主な対処法を整理してみました。販売店、修理店に持ち込む前にご一読ください。

 

1. 前置き パソコンの寿命

 

パソコンの寿命は個々の使用状況、使用環境にも大きく左右されるので一概には言えません。10年何事もなく使い続ける人もいれば、1年で不調になったという人もいます。

マイクロソフトによれば、サポートが完全になされてOSを使うことができる期間を、「メインストリームサポート」期間と呼び、発売後5年間と定められています。

このことから、各メーカーともパソコン自体の耐用時間もおよそ、

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「5年」を基準に製造されている
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

と考えてよいかもしれません。

ただし法律上 ( 税法上 )は、

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「パソコンの耐用年数は4年
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

と定められています。

 

税務上は、購入金額を4分割して4年間で減価償却していきます。 「科目」は「固定資産」になります。 青色申告では、「30万円未満の備品」として一括で経費にできる特例を利用することができます。

 

 

しかしパソコンはある日突然、仕事や趣味、メールや調べもの、動画や音楽やゲーム、投資や公的手続き…をしているとき、1ミリも動かなくなってしまう….

どうしてよいのか途方に暮れてしまいますね。

ハード面では熱やほこりや衝撃などのほかに、使用に伴う経年劣化により故障が起きます。外から見るほど頑丈ではないです。ミクロン〜ミリ単位以下の精密な設計で作られた電子部品の塊がパソコンですから。

ソフト面では、様々な更新を繰り返していくうちに自己回復しにくい不具合が出てきて動かなくなってしまいがちです。

少しでも長く使い続けるために、普段からメンテナンスを行いながら大切に、愛情を持って扱いましょう。

 

診断の依頼を受けたパソコンを開いてみると、ほこり、ゴミ、たばこのヤニでいっぱいということがよくあります。
使用環境をきれいにして、使わない時はケースやカバーなどで保護していると故障も起きにくくなります。

 


 

じゃあ、故障かも?!というときどうしたらよいのか


 

2. パソコンの故障はほぼ3種類

パソコンはハードとソフトでできているから

 

パソコンの部品をハードウェアと言いますが、ディスプレイ、ハードディスク、メモリ、マザーボードなど数千の部品が詰まっています。現在は大規模集積回路(LSI)が採用されていますので、部品換算すると100万単位以上の数になります。
昔「トランジスターラジオ」というのがありましたが、現在のLSIチップ1個に数十億個のトランジスタが集積されていると言われています。


故障には主に3つの原因があります。

 

 

の3つです。

それぞれの原因と症状について説明していきます。

 

1. ハードディスクの故障

 

  ハードウェアの故障でもっとも多く見られます

 

 

ブログラムで処理され電気信号として電子回路を通ってきたデータを、ハードディスクは1分間に5000から8000回という超高速で回転する磁気ディスクに、記録したり、読み込んだりしています。

「使用中に突然再起動する」の項ハードディスクの診断の方法を説明しています。

1. 論理障害

 
この場合、ハードディスク自体には問題がないものの、記録されているデータが破損しているため
不具合が発生します。

<論理障害が発生する主な原因>

①プログラムの故障
ハードディスクを長時間使用しているとプログラムファイルが破損することがあり、これによって正しくデータを読み込むことができなくなります。

②ウィルスに感染したファイルがある

③誤操作などの人為的なミス

2. 物理障害

 
ハードディスクそのものの破損によって起こる障害が物理障害です。ハードディスクのなかにはさまざまな部品があり、それらが破損することで不具合が発生します。

<物理障害が発生する主な原因>

①振動、衝撃や熱暴走。

②長時間の使用による劣化消耗。

<物理障害の主な症状>

①異音や異臭、発熱、フォーマットの要求。

②BIOS*1で認識されない、OSが起動しない。

③頻繁に再起動する。

*1: 「メモリー」の項で説明します

2. マザーボードの故障

 

 
マザーボードとはパソコンのメインの電子基盤です。CPUやチップセットが組み込まれている基盤で、パソコン内で行われるるほとんどの処理を担っています。

<マザーボード故障の原因>

  • 衝撃
  • 高温または低温
  • 湿気や水濡れ
  • 経年劣化

などです。


<マザーボード故障の症状>

「起動時の不具合」はマザーボードの故障であることが多いです。

 

3. システムソフトウェアの故障

 


<システム故障の原因>

①ソフトウェアの更新や、何か新しいソフトウェアをインストールしたときにソフトウェアのバグ似かよったソフトどうしの機能の干渉などにより、エラーが起きてしまうことがあります。

正規以外の(怪しい)サイトからソフトやファィルをダウンロードした。

③WindowsやMacのOSソフト自体が原因の場合。

システムファイルが壊れてしまうシステムファィルを無意識のうち削除してしまった、などのケースなは、動作の異常に気づくのが難しいため、OSの再インストールが必要になる場合も多いです。

ウイルスの混入

ウイルスが侵入すると、プログラムの中に入り込みシステムを壊してしまうことがあります。

セキュリティソフトを使用していない、または更新をしていない場合などウイルスはほとんど知らないうちに侵入します。

パソコンにUSBをさしてデータのバックアップを取るときや、不審なメールに添付されたファイルを開いたり、怪しいサイトにアクセスすることでもウイルスが侵入してしまいます。

自分でできる パソコン・スマホのウイルス対策
今一番関心の高い「ウィルス対策」について、説明していきます。最近「サイバー攻撃」という言葉をよく耳にします。他国から機密情報を盗み取ろうとする陰謀だけの話しではありません。私たちもパソコンやスマホを使用するとき、インターネットを使うことが前・・・


<システム故障の症状>

・パソコンが起動しない
・バソコンが、再起動を繰り返す
・フリーズして操作ができない
・シャットダウンができない
・突然シャットダウンする

 


  

ハードウェアやソフトウェアの不具合により、パソコンが故障する
状況がわかりましたでしょうか。

ここからは、症状とその原因と対策について説明していきます。

 

3. 症状で見分ける原因と対策

 

 

1. 電源が入らない

 

パソコンを使おうと、パソコンの電源ボタンを押したときに電源が入らないケース。
電源が入らないときに考えられる原因として、大きく分けて次のような原因が考えられます。

1. ケーブルが抜けている

 

そんなことあり得ない、と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、意外とあるのが
パソコンの電源ケーブルが抜けているケースです。

これらのケーブルは、普段から挿しっぱなしにしていることが多いと思います。
普段から意識していないため、いざ電源がつかないときに気付きにくいポイントです。

こういった初歩的な部分でつながらないケースが多くみられるので、
電源がつかないときには確認するようにしましょう。

 

2. マザーボードの故障

 

コンセントが挿しこまれているけど電源がつかない、など電源周りの故障はマザーボードが原因かもしれません。

マザーボードの故障については、BEEP音は鳴っていないか?コンデンサーの状態は異常がないか?などをチェックすることで確認できる場合もありますが、慣れていないと難しいかもしれません。

マザーボードの故障が確認された場合は、基本的には新しいマザーマザーボードに交換または修理をするしかありません。

何れにしても、必要な知識や技術の敷居が高いので、専門の修理店に点検・診断・修理を依頼しましょう。

 

マザーボードの修理代はパソコンメーカーや機種によって値段が違うのですが、だいたい
30,000円から100,000円 ( 部品代+作業料 )
くらいと幅広く、何れにしても高額になってしまいます。

 

買い換えたほうが合理的な場合も…

 

3. 電源ユニットの故障

 


電源ユニットは、電源を供給する主要な部分となるため故障しているともちろん電源は入りません。

電源ユニットは、パソコンパーツの中でも最も劣化が早いと言われているものです。常時熱を発しているので、熱を発している時間が長くなればなるほど、劣化も早くなるというわけです。

電源ユニットの中でも、電源に取り付けられているコンデンサという部品の劣化が他のパーツに比べて早いとされています。

基本的には修理店で一度見てもらうことをおすすめします。

 

2. 起動後、電源がすぐ落ちてしまう

 

起動はしたが、その後すぐに電源が落ちてしまうという症状も多く見られます。
この症状が出た場合には、以下の3点が原因であるケースが多いです。

1. バッテリーの劣化

 

最も多いケースはバッテリーの劣化によるものです。ノートパソコンの場合は充電を続けていくことで自然とバッテリーが劣化していきます。バッテリーの状態が悪くなってしまうことで、起動後に電力が足りなくなり電源が落ちてしまうのです。

バッテリーの持ちが悪いときはバッテリーの交換をすると解消されます。

普段から充電が終わったら電源ケーブルを外し、バッテリーが減ってきてから充電しなおす
ようにすると劣化のスピードもおさえられます。

5年以内の機種であれば、メーカーの直販サイトから購入できることが多いです。
機種の構造によりますが、交換はそれほど難しくないので、自分でもできるかもしれません。
価格は機種により、10,000円〜15,000円くらいでしょう。

 

2. CPUファンの故障

パソコンは長時間使用したり、重い処理をしていると熱くなることがあります。
CPUファンは、そんな時にパソコン内部の熱を冷ますために使われています。

CPUファンが故障してしまうと、パソコンが冷却されないためパソコン内に熱がこもり、
パソコンが熱暴走を起こしてしまい、急に電源が切れるなどの異常が起きてしまいます

修理店で、診断を受け修理の依頼をしましょう。

3. 電力不足

 

パソコンは大きな電力を使用するため、他の電気製品を多数同時に使っていると
家庭内の電力が足りなくなるケースがあります。

大事な書類作りなどは、他の機器の使用を停止してから行うようにしましょう。

 

3. 使用中に突然再起動する

 

使用中に突然パソコンが再起動するケースです。こちらもよく見かけられる症状です。

 

1. メモリの故障

 

 

メモリは、起動時によく使われます。
パソコンの電源を入れOSを起動しているときにメモリは使われているのです。

他にも、プログラムを起動させているとき、ファイルやフォルダを開いたときなど、すべてのデータはハードディスクから読み込まれて、その後いったんメモリー上におかれます。

メモリは、BIOSを立ち上げることでメモリ診断ができます。

このメモリ診断を使えば、今使っているメモリが故障しているかどうかを調べられます。
パソコンの動きがおかしいと思ったら、一度メモリ診断を実施すると良いでしょう。

 

BIOSって何?
 

OSが起動する前のタイミングで、キーボードやマウス、パソコンの頭脳部分であるCPUなどの管理や制御を担っているプログラムです。

普段は自動的に内部処理されているので存在すら意識することがないかもしれません。

BIOS起動方法は、メーカー・機種によって異なります。ブラウザで「メーカー名 PCの型番 BIOS」で検索して確認しましょう。

Windowsメモリ診断ツールを使用してメモリに異常がないか確認したい -TSUKUMO

 

メモリには種類があります。デスクトップ用とノート用。DDR3とDDR4。それと1GB、2GB、4GB、8GB・・・などの容量。お使いのパソコンのメモリーを挿すポートの数と最大使用可能メモリーGBなどによって異なります。
わからない場合はPCの「機種名+メモリ」で検索して調べましょう。

 

 

 

2. ハードディスクの故障

 

ハードディスクには多くのデータが格納されています。フォルダやファイル以外にも、OSを起動させるために必要となるファイルもあります。

ハードディスクが故障すると、システムファイルと呼ばれるWindowsが立ち上がる際に必要となるファイルの損傷にもつながってしまいます。

こうしたシステムファイルは、OSの起動時に非常に重要となるファイルです。

ハードディスクに関してもメモリ同様、診断を実行できるため、ぜひ一度ハードディスク診断を行ってみましょう。

1. HDDの故障 診断方法

ハードディスクの破損している記録領域を確認する方法は以下の通りです。

  1. デスクトップのエクスプローラー ( ファイルマーク ) をクリックします。

 

2. エラーチェックをしたいドライブを選びます。

 

3. 右クリックして「プロパティ」を選びます。

 

4. プロパティ画面で「ツール」タブをクリック。

 

5. 「エラーチェック」の「チェック」を選択。

 

6. 「ドライブのスキャン」で確認。

 

2. 診断結果で異常が見つかった場合


診断結果で異常が見つかった場合は、修復機能を使って回復しましょう。以下の2つの修復機能があります。修復する際、30分~数時間かかる場合があります。

  • ファイルシステムエラーを自動的に修復する。
  • 不良セクターをスキャンし、回復する。

それでも、修復・回復できない場合はHDDを買い替えましょう。故障したHDDは、外付けドライブとして認識できればバックアップ用として利用が可能かもしれません。外付け用ケースとインターフェイスケーブルが必要になります。

静粛性、読み書き速度、熱を発生しないなどのメリットが評価され、現在はHDDよりSSDの方が主流になりつつあります。

► ノート用、デスクトップパソコン用 (付属スペーサー利用) 内蔵SSDドライブ

 

3.ドライバの不具合

 

ドライバというのは、ハードウエア機器をコンピューターと接続できるようにするためのソフトウェアです。

ドライバソフトがなかったり、破損していたり、バージョンが古かったりすると、コンピューターがハードウェアを認識せず、動作しません。

ドライバーソフトの確認と更新方法 ( Windows )
  • [スタート]から[コントロールパネル]に進んで、
    [デバイスマネージャー]を開きます。タイトル
  • デバイスの一覧の表示を確認

    該当する周辺機器の項目に、黄色いアイコンのマークが出てエラーのような表示になっている箇所があったら、その項目をダブルクリックして『プロパティの画面』を開く。

  • [全般]のタブから[ドライバー]のタブに移る

    製品の名称やメーカー、バージョン、日付などの内容が表示されます。

  • ネットでメーカー製品の最新版をチェック

    バージョン部分が最新の状態でなかったら、インターネットに接続した状態で『ドライバーの更新』を押します

  • 自画面で【ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索します】を選ぶ

    [OK]を押すとアップデートが始まります。終了したら機器の動作を確認します。

 

4.システムの不具合

バックアップがあれば復元(リカバリー)、ない場合は初期化します。

初期化を行うと中に入っていたデータがすべて消えてしまいます。写真や音楽ファイルなど大切なデータがある場合は、日頃からバックアップをしておくことをおすすめします。

起動しない場合にどうしてもデータを取り出したい場合は、販売店などに相談しましょう。救出専用のソフトウェアも市販されていますが必ず取り出せるかというと、万全とは言えないのが実情です。


バックアップと復元については以下の記事をご覧ください


 

4.まとめ

 

 

大切なパソコンを長く安心して使うために、知って起きたい症状と原因について説明してきました。
そしていつも最良の状態で使用できるように、以下の点について心がけていただければと思います。

 

 長持ち3原則

  

  • ノートパソコンはケースに入れて保管、持ち運びましょう
  • 高温・低温、埃っぽい環境を避けましょう
  • こまめに、定期的にデータのバックアップを取っておきましょう 

 

  • パソコンに限らず、機械は故障しかけると、
    必ずサインを出すものです。
    異音、振動、匂い、いつもと違う挙動
    早く気づいて点検を依頼しましょう。
  • 何かあったら修理店に駆け込む、という人が多いようです。
    実は何かあってからでは遅いのです。人間と同じですね。
    年に1〜2回は健康診断・・・・に出しましょう。
    高額な修理代がかかったり、買い替えが必要になったり
    しない為にも!

以上、長文を最後までご覧いただきありがとうございます。
ご意見、ご指摘などありましたら、コメント欄からご連絡ください。
よろしくお願いいたします。


 

 

 


 

 

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