macOSの再インストール
電源を入れた後、こんな画面を見た事がありますか?
原因はいろいろですが、Macが起動しない、動作がおかしい、ウイルスに感染したかな? そんな時は、macOSを「再インストール」することが有効な解決方法になります。
macOSの再インストールは、Macの発売年、初期OS・使用中のOSによって少し方法が違い、Intel、M1 ( Apple シリコン ) などCPUによって手順も若干異なります。また内蔵ディスクの状態が影響してきます。
下の手順で「macOS復旧ユーティリティ」を使用するのが一般的です。
図のような手順で行うことが多いのですが、インターネット接続が前提で、私の経験でも何回もやり直したり、何時間もかったり、失敗することもありました。
そこでおすすめするのが、外付けドライブ ( USB スティックでOK ! ) を「起動ディスク+OSインストーラー」として作成しておいて、そこからmacOSをインストールする方法です。
アップルのサポートサイトで方法が詳しく紹介されていますが、「ターミナル」ソフトでコマンドを打ち込む必要があるなど、初級者には少しだけハードルが高いのが難点になりますが、ぜひ挑戦してみてください。
一度作っておくと、いざという時、またmacOSを複数のコンピュータにインストールする場合も、毎回インストーラをダウンロードしなくて済むのでとても便利です。
起動インストールディスクの作成方法
Apple サポートページの「macOS の起動可能なインストーラを作成する方法」の概略を紹介しておきます。
- 手順1準備するもの
16GB以上のUSBスティック 事前にOS 拡張でフォーマット(消去・初期化)しておきます。
- 手順2MacにUSBを挿す。
- 手順3macOS をダウンロードする。
- 手順4ターミナルを開きます。
「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダにあります。
- 手順5コマンドをターミナルの点滅しているカーソル部に入力またはペーストします。
機種別コマンドの詳細は こちら (Apple サポート) ・・・コピペできます。
入力またはペーストしたコマンドの中の「MyVolume」の部分を、USBスティックをフォーマットした時につけた名称に書き換えます。
とくにつけていなかったら「Untitled」と書き換えます。 - 手順6「return」キーを押してコマンドを入力確定します。
プロンプト(次どうする?の問いかけ)に従い、管理者のパスワードを入力し、「return」キーをもう一度押します。
ターミナルでパスワードを入力する際、画面上には何も表示、変化はありません。 - 手順7次のプロンプトが表示されたら、「
Y
」と入力 - 手順8ボリュームの消去の進行状況がターミナルに表示されます。
ちょっとカッコいい感じ、わくわくします。
- 手順9ボリュームが消去された後で、リムーバブルボリューム上のファイルにアクセスしようとしているという警告が表示される場合があります。
「OK」をクリックすると、コピーが続行します。
- 手順10ターミナルに処理が終わったというメッセージが表示されます。
ボリュームの名前が、ダウンロードしたインストーラ(USBスティック)と同じ名前になります (「macOS Monterey インストール」など)
- 手順11ターミナルを終了し、インストーラー(USBスティック)作成完了です。
シールなどに、「2022/2 macOS Monterey バージョン 12.2.xx」などと書いて貼り付けて保管しておきましょう。
以上がインストーラーディスクを作成する手順になります。販売店などに依頼して作成してもらうと、5,000円~6,000円ほど費用がかかることがあります。
頻繁に使用するものではありませんが、Macも故障、不具合が起きることがあります。慌てずに対応ができるので、ぜひ用意しておきましよう。
概略説明になりましたので、作成前にAppleのサポートサイト ↓ はぜひ見ておいてください。
作成したインストールディスクから起動する方法
作成したインストールディスクから起動するには、[オプション]キーを押しながらMacを起動すれば起動します。その後、インストーラーを実行します。
万が一のときのために起動ディスクは用意しておきましょう!
そして普段からTimeMachineにバックアップもとっておきましょう。
最後までお読 みいただき、ありがとうございました。
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