2020年1月にWindows 7のパソコンのサポートが終了し、使えなくなって、困った人も多かったとおもいます。
買い替えもままならず、しかたなくそのまま使っていたり、買い換えたけれどとりあえずまだ手元に置いてあるという人もいます。
そもそも「サポートが終了」というのはどのような意味なのでしょうか。
特に、なんとかこれからも使い続けたいと思っているのであれば、なおさら理解しておきたいことです。
そもそもサポートって何?
サポートなんて受けてないよ、と思うかもしれません。特に意識することもなく、実は皆んなサポートをうけているのです。
サポートは、パソコン本体はもちろん、OS ( 基本ソフト ) やアプリケーションソフトを安全に正しく使うために保証されている支援のことです。
パソコンは電子部品がたくさん使われている精密機械ですし、ソフトウェアは膨大なプログラムでできています。
製造される前も後も十分な検証が行われているはずですが、ミスや不具合が見つかることが多いのも事実です。
その時に行われるのが修正のための、プログラムの更新・アップデートのサポートです。
また不具合だけでなく、悪意のある攻撃やウィルスが入り込む脆弱性 ( セキュリティホール ) への対処も行われます。
なぜサポートは終了するの?
パソコンは日々進化を続けていて、新品で購入したパソコンも、使い続けていくうちに、ハード面、ソフト、セキュリティ的な問題などが原因となり、動作が重くなったり、不具合が出てくるようになります。
場合によってはまだまだ快調に動いていても、ある年数が経つとOSやアプリケーションのサポートの終了が通知されて、使用できないことがアナウンスされます。
そもそもなぜサポートは終了されるのでしょう。
デジタル技術の進化、社会的な需要の変化に対応して、機能や性能の向上(アップデート)が図られますが、ハードを含めたよりダイナミックな革新を行うために数年に1回、新しい製品への移行が必要になるからです。
古いままでは、新しい技術やサービスに対応できなくなり、利用者が大きな不利益をこうむるのを防ぐ意味もあります。
新しいウィルスやハッキングに対する防御も十分行えなくなってしまいます。
サポートの種類と期間
マイクロソフトでは、次の2種類のサービスを設け期間の設計をしています。
「メインストリームサポート」・・・約5年間を十分なサポートで安心して使用できる期間
「延長サポート」・・・次のサービス、機器への移行検討期間のサービス、機器への移行検討期間
としています。
Microsoftは当初の方針を撤回して、2021年10月5日に Windows 11 を発表しました。これに伴いWindows 10は「2025年10月14日まで、少なくとも1つのWindows10半期チャネルを引き続きサポートする」ことが明らかになっています。
サポートの終了による影響
サポートが終了すると、
1.動作や不具合などの問い合わせを受け付けてもらえなくなります。
2.OSやソフトに脆弱性(セキュリティの欠陥)が見つかっても、それを修正する更新プログラムが配布されなくなります。
3.その結果、ネットを閲覧したりメールの添付ファイルをを開いたりしてウイルスに感染、ルータやスマート家電のファームウェアを経由して様々な悪意ある攻撃を受けることがあります。
何れにしても従来通り使い続けるのはかなりリスクが生じてしまいます。
特に、インターネットに接続して、サイトを閲覧したり、動画やソフトをダウンロードしたり、またZOOMなどを含めてネット経由で作業をすることの危険性がたびたび指摘されています。
これからも別の方法で使い続けるか、思い切って新しいパソコンの購入などを検討しなければなりませんね。
まとめ
サポートの切れたパソコンをどうしょう?
どう使うかまたは廃棄すると決める前に、現在のパソコンの状態を確認しましょう。
➜電源を入れてみてきちんと電源が入るか、パソコンがちゃんと起動して使えるかは
重要ポイントです。
➜OS(パソコンを動かす基本ソフト)がWindows7やWindows XP、Windows Vistaのどれなのか、またはMacなのか、そのバージョンは ?
➜ハードディスクの不具合はないか、DVDなどのドライブは稼働するか、各ポートは異常ないか ?
これらの項目は古いパソコンの使い道にも影響するので、必ずチェックしておきましょう。
そして継続して使うためのヒントを探すために、下の記事も参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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