美味は記憶だそうだ。
おふくろのみそ汁、漬け物、素朴な惣菜がどんなごちそうよりうまい、という人は多い。
以前、お世話になった方に新潟魚沼のコシヒカリを送ったことがあった。
後で感想を聞いてみたら「いつものスーパーで買うお米の方がおいしい」と言われた。
横丁のカーバイトのランプの屋台ですすった支那そばの味が
いつか日本人の遺伝子に組み込まれ、今やラーメンが日本の国民食になっているのも頷ける話。
食べなれたものがやはり一番おいしい。
ステーキ、寿司やラーメンなどの特集がTVや雑誌で頻繁に取り上げられ、
さらにいろいろなキャンペーンに乗せられてお店に行列ができるのも、
味の記憶が空腹感を増幅させるからに違いない。
ということは、中華屋さんも脳科学を研究するべきなのかな。
医食同源という中国の古くからの考え方によれば、今の私たちの体は食べたものの結果
ということになるわけで、
まあとりあえずラーメンスープの完飲みはほどほどに。
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