ジャズの定義は? と聞かれたら、
アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズのアフリカ系アメリカ人コミュニティで生まれた音楽ジャンルで、ブルースやラグタイムをルーツとしている・・・・・
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で、それで? ・・・
以前の自分だったら、「1960年前後のBlue Note〜Prestige時代のマイルスがJazzそのものでしょっ」て言ってたかもしれません。
当時、すり減るほど聴いたレコードが、マイルス・デイビスの「Relaxin’」だったからです。「モダンジャズ」初期の名盤です。ジャケットもいいでしょ。
いつどんな音楽に出会ったかで人の思いは違うものです。
いまは、ジャンルにこだわって云々は意味がなくなっています。
1990年代にジャズは特定のスタイルが主流になるのでは無く多様化が進み、フュージョンの後継とも言えるスムーズ・ジャズや電子楽器やロック由来の楽器をジャズに使用する動きは今も続いているからです。
パット・メセニーはそのど真ん中にいる、最も輝いているミュージシャンの一人です。
初めて聴いたのは渋谷のファッションビルのとあるショップ、BGMで流れていた。耳から入ってきた音の風に胸をぐるっとコーティングされるような感覚でした。「何、コレ?」と思い店員さんに聞いても分からなかった。パット・メセニーのOFFRAMP とわかったのはしばらく後のことでした。FM放送で偶然聴くことができました。
Amazon プレビューコメント : Y.Fさん
一曲目から異次元の世界に迷い込んだような不思議な感覚…心地よいリズムに身をゆだねているうちに、いつのまにか深い森の中をさまよっていたり、あるいは海原を風に吹かれて渡って行くような気分にさせられる…。
瞑想にも似た感覚に包まれます。自分の部屋で、たったひとりでじっくりと聴きたい。
フュージョン音楽という一言では片づけられない名曲の数々だと思います。
メセニーは、3歳でギターを独学で始めたそうです。
1974年、ゲイリー・バートンの『リング』でレコーディング・デビュー。1975年にジャコ・パストリアスを迎えて発表した初リーダー作『ブライト・サイズ・ライフ』をECMで発表しソロ・キャリアをスタートさせました。
1978年、キーボディストのライル・メイズ他と”パット・メセニー・グループ”を結成、
表題の『オフランプ(旧邦題:愛のカフェ・オーレ)』(1981年)が大ヒットとなりました。
2曲目の「Are You Going with Me ?」 は素晴らしい異世界に連れて行ってくれます。都会的で洗練されていてシンプル。
初めはギターを弾いているのかと思っていたのですが、メインのシンセサイザーがメセニーでした。
(ギターシンセサイザー )
クラッシックの「ボレロ」を連想させるような9分ほどの長い曲ですが、一人でじっと聴いてみてください。じっとしていられないような、不思議な感情が湧き上がってきます。
曲
01. 舟歌 / Barcarole
02. ついておいで / Are You Going with Me?
03. オー・レ / Au Lait
04. エイティーン / Eighteen
05. オフランプ / Offramp
06. ジェームス / James
07. ザ・バット・パートII / The Bat Part II
参加ミュージシャン
パット・メセニー (Pat Metheny) – ギター、シンセサイザー、ベース・ギター、シンセ・ギター、シンクラヴィア
ライル・メイズ (Lyle Mays) – ハープ、ピアノ、キーボード、オルガン、シンクラヴィア、オートハープ
スティーヴ・ロドビー (Steve Rodby) – ダブル・ベース、エレクトリック・ベース
ダニー・ゴットリーブ (Danny Gottlieb) – ドラムスナナ・ヴァスコンセロス (Nana Vasconcelos) – ドラムス、パーカッション、ボーカル、ビリンバウ
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